物流倉庫新築工事建築で見る経営戦略
 

建築に経営戦略を入れる

2016年01月04日

 

建築の発注者は、その建築に投資をすることで利益を得ることを目的としていることが殆どです。
プラスPMに相談のある建設事業は病院や老人ホーム、ホテル、物流施設などですが、その建築をいかに事業目的通りに完成させるかだけではなく、発注者である事業主様の発展につながる建設事業とすることがプラスPMの業務方針にあります。


最近あった事例をご紹介いたします。
とある小売業を営む企業様より、店舗数の拡大に伴う物流拠点の新築計画の相談を受けました。
当初の依頼は、物流倉庫をつくることでした。
店舗数の拡大に伴う物流拠点の新設ということもあり、事業主様の今後の店舗展開の計画や経営戦略経営方針をヒアリングさせていただきました。
当初想定していた規模の物流倉庫では、その後の店舗展開に対応できないこと、また事務部門が分散していて効率が悪いなどの課題を抱えていました。
事業主様が規模を想定した理由は、完成数年後の店舗展開には対応できないが、建設費が高騰しているため、やむなく設定した規模であり、次の店舗展開のためには、もう一棟物流拠点を新設する予定とのこと。

次の計画時期を検討すると、現在よりも建設費が高騰する可能性が高いこと、現在の計画規模では購入した土地を十分に活用しきれていないこともあり、今回の計画で扱える物流量を増やし将来の店舗展開にも対応できるようにしておくことを検討することとしました。

また分散している事務部門の賃料や業務の効率性を考えると、物流施設に併設させ集約する方が経済的にも効率的であることも提案させていただきました。

当社に相談いただく前は、提案させていただいた規模を想定して土地を購入したが、現時点での建設費の状況から規模縮小計画に切り替えたとのことですが、経済的な根拠も含めて建設事業の計画を再構築させていただくことができました。

ともすれば、要望された通りに建設事業の支援だけでお客様の支援をさせていただくことで業務は終えることもできたかもしれません。
ただし、何十億円という投資をおこなう事業主様にとって本当に投資効果のある建設事業を提案、支援することがプラスPMの考えるコンストラクション・マネジメント(CM)です。
建築単体で考えるのではなく、建築に経営戦略を入れる事を考えます。


 


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