病院建設コスト削減
 

設計途中でのコストオーバーについて

2016年01月01日

 

ここ最近、色々な病院様から多く受ける相談内容としまして、設計途中で予算超過してしまっている事についてのご相談案件が特に増えております。

恐らく、以前はゼネコンへの発注時に、不調・不落にならないようにするにはどうしたら良いかと思案していたものが、ここ数年の建設費高騰を受けて、より事業の前の段階からコストに意識が向いている表れではないかと推察します。

あるプロジェクトでの事例ですが、基本設計が完了した時点の概算工事費が、設計開始前の予算よりも1.4倍に上がってしまったという内容でした。
今後、基本設計をやり直すべきなのか、このまま進めた場合に、どの程度コスト削減できるのか、もしくは予算を上げざるえないのか、という相談でした。

どの様なプロジェクトでもやるべきことが、3つ挙げられます。


1つ目は、現状把握
大事なことは、現時点での計画内容、コスト、スケジュールをしっかり分析・評価することです。
特にコストについては、それを誰が?いつ?どのようにして?算出したかをしっかり把握することが大事です。
設計事務所が算出したものなのか、ゼネコンに依頼して算出したものなのか、によっても出てきた概算工事費の意味合いは大きく変わります。

この事例では、設計事務所の算出した概算工事費でしたので、実勢価格を反映できているか、計画内容は過剰になっていないかということが確認すべき内容でした。
また合わせて、私たちでも、直近のコストデータを基にして精度の高い概算工事費を算出し、比較検証しました。
どんなプロジェクトでも、複眼的に評価していくことが、今後の指針を考える上で重要となります。


2つ目は、戦略を練る
現状把握を踏まえ、発注までの戦略を構築することです。
基本設計終了時点で、建設工事費の80%は確定します。
また、実施設計段階でできるコスト削減は、後々のランニングコストに影響するような内容もありますので、削減案の採用・不採用は注意が必要です。
これらのことを踏まえ、時間をかけて基本設計を見直す大手術が必要なのか、このまま設計を進める中でどの様なコスト削減を行うかの方針策定、発注時に競争原理を確保しながら、どのように予算内で発注するかの仕組みづくりを検討します。


3つ目は、PDCAを廻す
特に現在は、外部環境が激しく変わりますので、常に建設費をモニタリングし、必要に応じて戦略を練り直すことが必要となります。
事業が進むにつれ、コストの調整できる範囲は狭まってきますので、なるべく早い段階で、どのようにコストを削減するか手を打つことをお勧めします。


プラスPMでは、建設事業の様々なフェーズでのコスト削減や、様々な発注方式の立案・実行しましたノウハウがあります。
建設費について、お悩みがある場合は、ぜひ一度プラスPMにご相談ください。