病院建設設計者選定
 

設計者はどうやって選べばいい?

2016年04月01日

 

以前にもよく取り上げておりましたが、ここ数年の建設費高騰で、「どうやって予算内にゼネコンへ発注すべきか」というような相談が非常に増えております。

このような外部環境の中では、工事の発注へ目がいってしまうことは当然ではあります。

一方で、病院建設においては設計者を選定することも同じように非常に重要なことです。
この外部環境の中でどうやって予算内に納まり、かつ必要な機能を満たした計画とするか。
その設計をしっかり遂行してくれるパートナーを選ぶことは、事業の成功に直結します。

最近よく聞くお話として、基本設計が終わった時点や、実施設計の途中で概算をとったが当初の予算から大きく乖離して、この先の進め方をどうすれば良いか迷ってしまっているというお話を頂きます。

また、知り合いから紹介された設計事務所にて設計を進めているが、こちらの要望を図面にはしてくれるが、本当にそれでよいのか?
最近の病院設計の傾向等を教えてもらい、より良いものにしたいが、設計会社からそのような助言・提案がないなど…

この様なお話しを聞く時、病院様にとって本当に相応しい設計者を選定されていたのかと少し疑問に思ってしまいます。
設計者をどうやって選ぶべきか、大きく以下の選定方法があります。

 

1)面談等で選定する
設計会社の営業担当だけでなく、設計の統括責任者や主任担当者との面談・ヒアリングを中心とし、その他に会社概要・実績を審査・評価します。

 

2)プロポーザル方式で選定する
プロポーザル方式とは、具体的な計画提案ではなく、当該プロジェクトに対する発想・解決方法等の提案を審査し、設計者を選定する方式のことです。
1)に加え、当該プロジェクトに関わる実施体制、実施方針等の提案を求め、審査・評価します。

 

3)計画提案付プロポーザル方式で選定する
2)に加え、概略平面計画などの簡易な具体的提案も求め、審査・評価します。

 

4)コンペ(設計競技)方式で選定する
具体的な設計案を審査し、選定する方式です。
プロポーザルが“設計者”を選定する方式であるのに対し、コンペは“計画案”を選定する方式であり、公共建築物で比較的採用されています。

 

病院建設の設計は、非常に難易度が高いです。
それはオフィスビルなどの他用途と比較して、様々な職員の方が働いているなどの複雑性、診療方針改定などの変化があること、また事業を継続しながらの建設となるなど、様々な要望・変化を設計の中に取り込む必要があるからです。
ですので、1)~3)のように、パートナーとして相応しい設計者かどうかという評価視点は非常に重要となってきます。

また、大事なパートナー選びですので、様々な視点で評価できるように、なるべく多くの情報から総合的に評価することが望ましいと言えます。
しかし一方で、1)~3)になるにつれ、選定するための時間も多くかかり、病院様の負担も増えてしまいます。
ですので、プロジェクトの特性に合わせて、最適な選定方式は都度検討する必要があります。

プラスPMの行うコンストラクション・マネジメントは、病院建設事業を安心して推進して頂けるようにコスト削減や、設計者選定・施工者選定のノウハウがあります。
設計者選定についても、病院様の思いに応えるべく、最適な選定方式の立案や運営支援を行い、病院様のご負担を軽減しながら事業の推進支援を行っております。
このような、お悩みがある場合は、ぜひ一度プラスPMにご相談ください。