病院建設DB方式
 

設計と施工を一括で発注するためのポイント

2016年10月01日

 

近年、病院の新築や増築の工事発注をする際、医療法人は建設会社に工事だけでなく、設計も一緒にお願いするケースが増えています。

そこで今回は、建設会社に設計と施工を一括で発注する際に、気を付けるポイントをご紹介します。


先日ある医療法人から、このような相談がありました。

建設会社を決定するために、複数の建設会社からの企画・提案を募り、プレゼンテーションを行ったようです。
そこで企画・提案が良く、予算内(50億円)で建設可能という建設会社に、設計と施工を一括でお願いすることに決めたそうです。

ところが、設計を進めていくうちに、コストがどんどん膨れ上がる心配から、病院内の要望もあり、設計の途中段階で建設会社から見積書を出してもらったところ、当初の予算(50億円)より10億円もアップしてでてきしまったそうです。

プラスPMへの依頼は、本当に10億円もアップしているのかを検証してほしいとのことでした。


建設会社を決めるとき、どのような条件だったのかを聞いてみると・・・
建設会社を決めた段階で詳細な見積書はなく、提案書で建設会社を決定したそうです。

その提案書を拝見すると・・・・・ふむふむ

病院の実績、取組体制、計画する病床数などの記載はされていましたが、病院のプランや仕様は記載されていませんでした。
また、工事金額については、予算(50億円)で進めることが可能だという記載はされていました。

う~ん、、
これで決定したとなると、提案当初の計画概要(建築条件)や見積書がないので、どのように変更になって、見積金額がどう変わったのか検証できませんね。


では、そもそも、このような予算超過にならないためには、どのようにすべきだったのでしょうか?

まず、企画・提案で建設会社を決めるときには、基本となるプランや仕様などの計画概要(建築条件)をできるだけ詳細に提示してもらいます。
次に、その条件にそった、工事見積金額をしっかりと算出してもらいます。
さらに、数量×単価がわかるような形で見積を出してもらうことをお勧めします。

このような対策をとることで、後々、設計変更が生じたときに、何が変更になって、見積金額がどのように変わったのかということが検証できるのです。

医療法人側と建設会社側との間で、設計変更内容と変更見積金額を合意しながら進めることが可能となり、建設プロジェクトが円滑に進みます。
また、設計中にコストが膨らみだしたら、提案当初の計画や仕様などを見直し、コスト削減案などを抽出することで、コスト調整を図り予算内で進めることが可能となります。

病院建設では、院内要望や外部環境によって、設計内容を変更しながら進めていく場合がほとんどです。
その設計変更に対して、コストも変更し調整していく仕組みを整えることが重要なのです。

今回は、一例をご紹介させていただきましたが、プラスPMでは、病院プロジェクトを円滑に進めるために、様々な発注手法やコスト削減手法を用いて病院建設プロジェクトを成功に導きます。

病院建設において、予算内で円滑にプロジェクトを進めたいと考えているならば、是非一度、コンストラクション・マネジメントのプラスPMへご相談ください。