病院建設建替え事業
 

病院建替え事業の初期段階で大事なこと

2017年03月06日

 

今回は、病院建替え事業の初期段階で検討すべきポイントをご紹介します。

 

病院建替え事業は、病院にとって経営を左右する重要な意思決定を行う場面です。
理事長や、院長の頭の中には・・・

 

「今後の医療環境を見据えた病院」を作るには?

「収益が上がる病院」を実現したい。

「品質が良く患者様や職員に喜ばれる病院」を作りたい。

「コストを抑えた病院」でなければ困る。

など、建替え事業の開始時には、いろいろな思いがあり、どのような点を重視して事業を進めていけばよいのか迷います。

 

実際には、

病院の運営方針(ソフト)が大事だから経営コンサルにお願いして進めた方が良いのか?

品質の良い病院施設(ハード)を作りたいので設計者に相談すべきなのか?

あるいは、コストが心配なので、建設会社へ相談したほうが良いのか?

と、いろいろと悩まれているようです。

ソフトを先行して充実しようとすると、医療機能が過剰となり、後の施設計画で面積が増大。初期投資費用(建設費)が膨れ上がる傾向にあります。

ハード(施設計画)を優先して現場が要求する諸室をすべて取り入れると、過剰設備に陥り予算オーバーしてしまいます。

また、コストを抑えるために、金額の上限を提示し、建設会社にお願いすると、予算に収めることが第1の目標となり、運用により収益が見込める機能まで、削減してしまうという本末転倒な結果に陥る可能性があります。

では、どのように進めればよいのでしょうか?
病院の建設事業初期段階では、「ソフト(運営方針)が優先」でもなく、「ハード(施設計画)優先」でもない、ソフトとハードの両方から、コストを含めて検討した基本構想を策定することをお勧めします。


具体的には、将来予測や分析をもとに病院運営方針(ソフト)を策定します。
その機能が、建物(ハード)に計画可能かどうかを検討します。
その時点で、建設費と、運営時の収益を検討し収支が成り立つかを検討しながら進めなければなりません。

もし、初期投資費用(建設費)が大きく、収支が悪い状態であれば、収益が上がる機能を残しつつ、不必要な機能がないかを検討し運営方針(ソフト)の見直しを行います。

同時に、建物側(ハード)は、効率的に運用できるよう配慮しながら、面積の削減調整を行い、建設コストを削減しければなりません。

このように、病院の経営を考えるうえでは、ソフトとハードの両輪を回し、運営と建設が一体となり事業収支が成り立つように病院建替え計画を策定することが重要なのです。

 

プラスPMでは、病院建設の初期段階から、医療経営を踏まえ、多くの病院の基本構想の策定を支援してきました。
病院の建替え計画初期段階から、マネジメントにかかわることで事業を成功へ導くお手伝いをしています。
病院建替え事業の初期段階でお困りのことがあれば、コンストラクション・マネジメント(CM)のプラスPMへ是非ご相談ください。