病院建設発注方式
 

契約後のトラブル防止

2017年09月04日

 

国土交通省が、多様な発注方式を推奨している影響もあり、設計と施工を一括で建設会社に発注する案件が増えています。

しかし、安易に一括発注をすると、契約後に追加変更の見積が建設会社から出てきてトラブルとなったなどというケースを耳にします。


今回のは、設計と施工を建設会社に一括で発注するときに、建設会社とトラブルにならないための手法をご紹介します。

 

まず、設計と施工を一括で発注するには、設計料を見積もるための条件と、工事費がいくらになるのかを見積もるための条件が必要です。

 

設計を見積もるための条件とは、どのようなものでしょう。

それは、業務仕様書と呼ばれるもので、どんな図面をいつまでに書くのか。
そして、設計中にどのような業務が発生するのかを、設計施工をする会社に対して、明確に示さなければなりません。

 

それを明確にしないまま契約をしてしまうと、いざ、業務が始まり、建設会社から「測量してください。」と言われ、病院側は「測量業務は設計に含まれていないの?」などと業務範囲に食い違いが生じ、建設会社とトラブルになってしまいます。

業務仕様書には、期間、成果品、業務範囲を明記することが重要なのです。

 

次に、工事費がいくらになるかを見積もるための条件ですが、この条件の設定は設計施工で発注するための一番のポイントと言えます。

設計図書を完成させる前に、建築の条件を提示する?

あまりイメージがつきませんね。

 

その条件提示の方法として、要求水準書というものを作ることをお勧めします。

要求水準書とは、建物に対する要求事項を整理したものです。

 

例えば、病院の廊下の計画について、要求水準書に「車いす、ベッド、ストレッチャー、カート等の移動の際、出隅や腰壁等に損傷を与えないよう、各部署の特性に応じた壁面の保護対策を行うこと」と記載しておけば、これが契約の条件となり、のちに、建設会社から「コーナーガードや腰壁パネルは予算に見ていない。」などと言われ、トラブルになることがないのです。

 

設計と施工を一括で契約して進めるには、病院の性能として、どのようなものを要求するのかをしっかり整理した「要求水準書」を作成してから発注することが重要なのです。

 

プラスPMは、お客様が考える病院を実現するために、要求事項をしっかりと「業務仕様書」や「要求水準書」にまとめ、建設会社に発注する経験やノウハウを持っています。

病院建設をお考えであれば、あいまいに発注して建設会社とトラブルになる前に、是非一度、コンストラクションマネジメントのプラスPMへご相談ください。