高齢者施設福祉施設
 

介護労働人材の不足への対応

2017年10月02日

 

介護業界は、慢性的な人材不足となっています。

2016年の介護分野の有効求人倍率は2.8倍であり、全職種平均(1.2倍)に対して2倍以上のひらきがあります。
このため、介護人材の確保は危機的な状況にあるといわれています。

今後の高齢化の進展による介護ニーズの拡大と労働人口の減少から、2025年には介護労働人材の不足は38万人まで拡大すると見込まれています。

 

この人材不足への対応策として、

1)介護人材の処遇改善として、月額平均約1万円の処遇改善(介護保険での対応を予定)

3)介護福祉士の修学資金貸付制度(5年間の従事で返済免除)

3)介護ロボット、ICT、高齢人材の活用

などが、打ち出されています。

 

これらのなかで、コンストラクション・マネジメント(CM)会社として係わることが多いのが「介護ロボット」「ICT」についてです。

加えて、最近の取り組みとして多いのが、施設で働く職員の環境改善です。

 

「介護ロボット」「ICT」については、

見守りの支援、入浴支援、移動支援、移乗介助など多くの場面で採用しています。

“ロボット”“ICT”というと、ロボットスーツやデータ分析など大掛かりなイメージがありますが、要介護者が一人で使用できる、または一人の介助者の支援により使用できるようにする装置や、各種情報のデータ化、スマートデバイスの活用による業務の効率化など、多く採用されています。


実際に導入した例では、

・居室内移動のための「介護リフト」の設置で、介助者の負担軽減

・人手による給水が不要な自動給水式の加湿器を設置することで、人手の削減

・入居者情報の共有のため、タブレットデバイスの導入によるIT化することでの、記録や帳票作成の削減

などです。

プラスPMでは、施設コンセプトを理解したうえで、その施設、想定入居者の属性に見合った「介護ロボット」「ICT」の選定を支援しています。

現在、多くのロボット(機器)やシステムがあります。「あれば便利」と思う機器やシステムを高額な費用を投じて導入するのではなく、使うことで効率の向上や職員の負担軽減につながる機器やシステムの導入をするべきと考え、選定を支援しています。

 

また、施設で働く職員の環境改善では、

    職員動線の効率化

    休憩室や事務室の快適性の向上

    研修スペースの確保(共用室の兼用)

    業務効率向上につながる機器、システムの導入

などの提案をしています。

 

これまでは、多くの施設で職員エリア(いわゆるバックヤード)は極力面積を削減して、入居者エリアを最大化することで、事業収益性を向上させることが主流でした。

これからは、介護人材確保、離職率を下げる、職員の職場満足度の向上、業務効率の向上に配慮した設計やシステムの導入が求められる時代になりました。

 

職員の働きやすさは、ケアの質に直結するという考え方もあります。

入居者にとっての安心、安全、快適な施設であることはもちろんですが、職員にとっても働きやすい施設づくりをプラスPMでは支援しています。